子ども会未入会の保護者の方へのアンケート調査(報告)

アンケート調査のイメージ画像。

先日の秋祭り&ハロウィンスタンプラリーの際、子ども会に入っていない保護者の方に対して、子ども会についてのアンケートを書いていただきました。

秋祭り&ハロウィンスタンプラリー(報告)

年末年始のお休みを使って、やっとまとまったので忘れないうちにレポートを公開します。

総括

長いので先に結論を書きますが、基本的には他のアンケート調査と同様に役員負担が大変との印象で入会をためらう感じでした。

また、改めて分かったこととしては、現在の広報活動は町内回覧板・掲示板・webサイト・Twitterなどを使ってオフライン、オンラインともに行っていますが、実際に記憶に残っている方は少ないと言うことでした…。
対策については、これから検討していこうと思います。

レポートの詳細については以下をご覧ください。

アンケート調査の目的

現在、穝子ども会に入会している子どもの人数は36人とそれなりですが、ここ数年の入会率(小学生)は20%~30%と決して高くはない状況となっています。

そのため、今後も子ども会を維持・継続・発展するための現状把握として、現在子ども会に入っていない保護者の方のご意見をお聞きしようと思いアンケート調査を実施しました。

方法

対象者は、秋祭り&ハロウィンスタンプラリーに参加した保護者のうち、子ども会未入会の保護者としました。子ども会の入会・未入会については、今年度は新型コロナウイルス感染対策のため受付時に参加者名簿を作成したため、受付時に確認をしました。

また、アンケートについては回答は自由なことをお伝えし、同意頂けた方のみに協力をお願いしました。

回収されたアンケートは1.回答者の基本属性、2.さい子ども会について、3.子ども会への入会・行事参加についての3分野について単純集計を行いました。

ハロウィンで調査したアンケート用紙
アンケート調査用紙

結果

子ども会未入会の保護者は29名の参加で、うち17枚(回収率59%)のアンケートが回収できました。なお、未回収の中には受付に手間取ったため渡し忘れたアンケートも含まれています(数は不明)。

アンケート結果は図1~3に示す通りとなり、基本情報から回答者の多くは母親、居住年数が1年未満の短い方はいませんでした。また、今回の調査では乳幼児・園児のいる保護者の回答が一番多くなっていました。

スライド1
図1

さい子ども会については、さい子ども会の存在は知っている方が多いが、活動内容をよく知っている方は27%であり、掲示板、回覧板で配布した星空観察体験ポスターの認知度は18.%と低くなっていました。

また、子ども会への入会・行事参加については、積極的に子ども会に入りたい方は13%と少なく、負担に感じる内容は他のアンケート調査同様、役員を負担に感じる方が多くなっていました。

ただ、全件で子ども会に入らなくても参加できるのであれば、行事自体には参加したいとの回答でした。

スライド2
図2
スライド3
図3

なお、自由記載のご意見、ご感想等に記載した方はいませんでした。

考察

全体としては、アンケートの回収数は17件と少ないですが、地域に住んでいる方に直接アンケートを実施できたため非常に参考になりました。また、負担に感じる内容の結果もこれまでに実施された他のアンケート1)と同様な結果のことから、回答者に極端な偏りも見られないと考えられました。

回答者の属性からは、多くが母親ですが父親の回答者も比較的多いと感じられます。行事内容も踏まえると父親と一緒に参加しやすい行事だったためと思われます。回答者に幼児・園児の保護者が多いことについては、小学生になると子どもだけでの参加が多いためと思われます。

他のアンケート結果では、さい子ども会の存在自体は90%近い方が知っているものの、星空観察体験ポスターを見た記憶がある方の割合は18%と低くなっています。しかも、今回のアンケートは秋祭り&ハロウィンスタンプラリーの参加者に対して行っているため、参加していない方についてはさらに低下すると想像されます。

負担を感じる内容では、他団体が行っているアンケート調査と同様に役員を負担に感じるとの回答は80%と高くなっています。けれども、子ども会の活動内容について「よく知っている」の回答は少なく、役員を負担に感じる回答率が高い原因は、「役員は大変」との印象が強いため思われます。

最後の質問に対しては、「子ども会に入らなくても行事には参加したい」との回答が全員だったことから、活動・行事自体は肯定的な保護者が多いと考えて問題ないと思います。もちろん、今回参加していない方では最後の質問についても「参加したい」は少なくなると予想されますが、おおむね肯定的と捉えても差し支えないかと思います。

以上のことから、子ども会で実施する行事・活動そのものには肯定的な意見が多いものの、詳細は分からないが役員が大変と言う印象のために入会には否定的な意見が多いと思われ、これまでのアンケート調査と同様でした。こちらについては、役員経験者の意見もお聞きして、実状を伝える努力が必要と考えています。

また、今回のアンケートから掲示板、回覧板での案内は多くの人が記憶に残っていないことが分かりました。そのため、広報活動について対応が必要と思いましたが、方法については今後の検討としたいと思います。

結論

子ども会未入会者の保護者であっても、子ども会活動自体には興味を持ってもらえていることが確認できました。また、他のアンケート調査同様に役員に対する印象もあり入会には否定的な意見が多ため、実際の意見から役員の実状を知ってもらう必要があると思われました。ただし、そのためにはこれまでの広報活動に加えて、地域の方に対してより効果的な手段を考える必要があるため、早急に対応したいと思っています。

現状の把握としては非常に参考になったので、入会率の向上につながるように何かしら対応を考えていこうと思います。

役員負担・広報の方法については個人的に考えている事もありますが、まだ公開できる段階ではないため、また別の場所での公開か、お問い合わせがあれば素案ですがお返事いたします。

長文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

最後に、アンケートにご協力くださった保護者の皆様につきましても、ありがとうございました。

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